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昭和45年に大阪万博が開催された大阪府吹田市は、千里丘陵と神崎川、安威川、淀川などから運ばれた堆積物で作られた平地からなる。吹田商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【“吹田渡”の再現と中小企業見学によるにぎわい体験事業】を実施。

概要・活動内容

鎌倉から明治時代までの長い間、庶民の暮らしを支える海上交通として吹田渡(すいたのわたし)が隆盛を極めていた。それを再現するイベント「昔なつかし吹田渡」が平成20年10月に行われ、参加者60人は吹田渡に乗船し、川を下りながら吹田渡の歴史を学び、河畔の企業を見学した。また、船着場には江戸時代の風情を演出した番小屋や茶屋が建てられ、参加者はかごかきや輪投げなどの体験を楽しんだ。

その他の活動

「昔なつかし吹田渡」の午前中には、同市の産業の歴史を学ぶ目的で、正露丸を作る大幸薬品株式会社とマロニーを作るマロニー株式会社の企業見学会が行われた。大幸薬品の見学会では正露丸の歴史と正露丸の製造工程がビデオ上映され、マロニーでは、同社の歴史の解説の後、製造現場見学が行われた。

担当者からの一言

「江戸時代の回送業の賑わいを演出するため、資料をもとに船頭、町娘、武士などのスタッフ衣装を準備しました。船着場のおやすみ所で配布したせんべいやお団子、ふもち、お茶も参加者に喜んでいただけました。神崎川で船に乗るというのは、現在ではとても斬新な企画だったこともあり、『神崎川クルージング事業』として市が引き継ぎ、イベントも継続して行われることになりました」(担当:岡本学さん)

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吹田商工会議所

〒564-0041大阪府吹田市泉町2-17-4