岡山県南東部に位置し、瀬戸内海に面して漁業も盛んな備前市は、古くから備前焼の産地として名を馳せるとともに、国宝・旧閑谷学校など、観光地としても人気が高い。備前商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【これが備前のイイダコだ!! ～備前ちんめいだこ～全国展開プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
地元で一般的に食されているイイダコをブランド化。岡山弁の「小さい」と、米のような卵を持つ意味から「備前ちんめい（珍米）だこ」と名付けられた。この新メニューを広く公募、一般の部の最優秀賞に選ばれた中国短大総合生活学科チームの「ちんめいだこまん」や、「ちんめいだこカレー」などの新商品が誕生した。平成20年12月に行われた新商品のお披露目・入賞発表会は、新聞などのメディアでも紹介。また、2月に東京ビッグサイトで開催された「feel NIPPON」ほか、地元の様々なイベントにも出展し、アンケート調査や「備前ちんめいだこ」ブランドのPRが行われた。今後もくんせいや甘露煮、ころころボールや揚げだこドックなど、新商品候補の開発を進め、新しい備前の特産品として展開していく予定だ。
担当者からの一言
「当初はイイダコという地味な素材をどう展開していくか、頭を悩ませました。しかし、『備前のちんめいだこ』というネーミングが決まったころから愛着も湧き、メンバー一丸となって、このプロジェクトを進めてきました。『備前ちんめいだこ』は、穏やかな瀬戸内海でカキをはじめとした魚介類を食べて育ち、地元の伊里漁協で水揚げされたイイダコです。タコとは思えないほど柔らかいヘルシーな海の幸で、アンケート調査でも『柔らかくて、おいしい』という評価をいただいています。まだまだ知名度は低いですが、ぜひ一度お試しください」(担当：川田雄二さん)
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備前商工会議所
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