江戸時代に商業都市として発展した山口県柳井市は、古市・金屋地区に白壁の商家が立ち並び、当時の面影を残している。自然薯の畑栽培の発祥地でもある。柳井商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【柳井地域で生産される自然薯を用いた特産品開発(自然薯焼酎)】を実施。
概要・活動内容
細長いパイプに山の土を入れ、その中に種芋を植える自然薯の畑栽培方法が確立された平成5年以降、自然薯の栽培が盛んに行われている。その自然薯を用いた焼酎の開発を目的に、全国で販売されている11種類の自然薯焼酎の品評会が開催され、香り、飲み口、味、後味の4項目による評価が行われた。デザインについては、重厚感のある黒色のボトルや和紙に毛筆体で黒や金文字を使用したラベルに人気が集まった。
その他の活動
自然薯を用いた特産品開発として、自然薯料理への取り組みが行われている。レストラン「とろろ屋半兵衛」で、自然薯を使った焼酎や料理の視察が行われた。
担当者からの一言
「自然薯を原料とした焼酎の流通量は少なく、商品としても希少性が高いものです。安定した栽培が可能になりつつある柳井で、自然薯を原料とした焼酎の開発に取り組みました。今後は、自然薯を用いた特産品に広がりを持たせることが必要なので、自然薯料理の開発に取り組む予定です」(担当:西川義彦さん)
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柳井商工会議所
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