明治22年開港当時の姿を残す建物を中心に、観光活性化事業「門司港レトロ事業」を進めている福岡県北九州市。北九州商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【海上観光ルートの策定事業と広域ブランド情報発信事業】を実施。
概要・活動内容
北九州と下関の商工会議所が共同で、関門海峡を生かした海上観光を計画。関門海峡に面した工業地帯を、下関~北九州間を運行しながら眺めるという海上ツアーで、造船や鉄鋼、自動車産業などの歴史も学ぶことができる。平成20年8月にモニターツアーが行われ、市民120名が参加した。そのアンケート結果などをもとに、今後ルートなどのプログラムやツアーガイドブックが作られる予定だ。
その他の活動
121もの素材や加工品、料理の中から、北九州市を代表する特産品として22品目が選ばれた。選出されたのは、糖度の高い「若松特選トマト」や生後約30ヶ月間大切に育てられた黒毛和牛「小倉牛」、イワシやサバなどの青魚をぬか味噌で煮込んだ「ゆかみそだき」など。22品目は同市商工会議所認定の「百万の息吹」ブランドとして、東京のアンテナショップや展示会などで、試食と販売が行われている。
担当者からの一言
「北九州市は高度経済成長を支えた北九州工業地帯として発展してきました。現在では門司港レトロやスペースワールドなど明治、大正から現代に至るさまざまな観光資源や、開門海峡、平尾台など海、山の豊かな自然にも恵まれた都市となりました。当商工会議所では、平成19年度から始めている食ブランド事業として、これまで41品目をブランド認定しました。今後は、皆さんの手元に届けられるように、県外への発信を積極的に行っていきます」(担当:実松秀男さん)
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北九州商工会議所
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