このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

NHKの連続テレビ小説「わかば」のロケ地になった飫肥城や日本棚田百選の坂田棚田などの名所がある宮崎県日南市。同市は昭和初期にはマグロ基地として栄えた港町でもある。日南商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【日南市特産品開発・ブランド化事業】を実施。

概要・活動内容

港で水揚げされる鮮魚を活用した「魚(ぎょ)うどん」の開発が進められている。魚うどんは、トビウオのすり身を麺状にしたもので、煮込むほど魚のダシが出ておいしくなるのが特徴だ。1食分150gで159kcalと高タンパク低カロリーな食材としても期待できる。現在は市内の旅館組合と共同で魚うどんを使った鍋料理の開発が行われている。今後、特産品として販売されていく予定だ。

その他の活動

魚うどん鍋が、2月3~6日開催の「feel NIPPON」で出品された。会場には試食コーナーが設けられ、来場者に魚うどん鍋が振る舞われた。「おいしい」と多くの好評価を受けたほか、通販事業者などの多数の業者からも商品化を望む声がかけられた。ほかにも、農業体験やガイド付きの散策など取り入れた観光ルートの開発を行っている。

担当者からの一言

「魚うどんの開発初期は、まず市内の朝市やイベント時に地域住民を対象に試食アンケート調査を実施しました。すると、魚特有のにおいが気になるとの意見を多数いただきました。そこで、血合い部分を除くなどの改良を行い、うま味はそのままに、魚臭さのみを解消することに成功しました。魚うどんはうどんにあらず! シコシコ感のあるこれまで味わったことのない食感、にじみ出るダシのおいしさに感動していただけるはずです」(担当:松田順子さん)

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

日南商工会議所

〒887-0012宮崎県日南市園田2-1-1