カツオ漁業と鰹節をはじめとした食品加工業で発達してきた鹿児島県枕崎市。枕崎商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【地域固有の『食資源』を用いた特産品開発による「枕崎“食産業クラスター”形成」事業】を実施。
概要・活動内容
日本一の生産量を誇る鰹節に続く名産品が続々登場。平成17年には一本釣りしたカツオを船上で活〆にして急速冷凍する「枕崎ぶえん鰹」を開発し、モチモチした食感と生臭さの少ない味で内閣総理大臣賞を受賞した。その枕崎ぶえん鰹を利用した新商品として、釜だき塩を使い加工した「これでもかつお」や「とことんかつお」が登場している。「とことんかつお」の発売は未定だが、「これでもかつお」はすでに販売が開始されている。
その他の活動
農畜産物にも力を入れており、鹿児島黒豚の原種とされる「鹿籠豚」が生産されている。鹿籠豚を用いた加工品開発では、鰹節製造の高い技術を生かしたハム作りが進められている。「とことんかつお」とともに、特産品として販売される予定だ。
担当者からの一言
「試作、評価、改良、再評価を何度も繰り返して、皆さんに満足いただける商品を目指してきました。枕崎のかつおを活用した『かつおラーメン』は、これまで市内の飲食店で好評を得ていましたが、消費者のニーズに応え、お土産としてお買い求めいただけるようにパッケージ化した商品も販売しています」(担当:石川勝英さん)
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枕崎商工会議所
〒898-0051鹿児島県枕崎市中央町1