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錦江湾や霧島連山など豊かな自然を背景に、黒豚や黒牛の産地としても知られるほか、維新志士・坂本竜馬が新婚旅行先として選んだ観光地でもある鹿児島県霧島市。霧島商工会議所では、平成20年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【きりしま再発見~観光資源の調査研究事業~】を実施。

概要・活動内容

霧島市は、自然や歴史、食や温泉など、豊富な観光資源が自慢の鹿児島を代表する地域だ。平成23年の九州新幹線全線開通を見据え、数多くある観光資源を見直し、再評価するための調査研究が行われた。委員会に、鹿児島県観光連盟の観光プロデューサーや、NPOかごしま探検の会理事などの専門家を招き、観光対象となる地域資源の特徴を再確認し、新しい価値や切り口などが討論された。坂本竜馬の新婚旅行入湯の地である塩浸温泉や、霧島神宮、黒豚などを調査、評価することで、観光の核となりうる地域資源が選出された。市内観光のアンケート調査なども踏まえ、今後の観光開発のテーマを決定していく。

その他の活動

同事業の推進のため、市内全域の観光関係者を中心に「きりしま再発見委員会」が設置された。平成17年に1市6町の合併で誕生した霧島市では、合併後も旧市町ごとに観光協会が置かれたままになり、地域全般を見通した体制作りが遅れていた。同事業で委員会を設立したことにより、今まで遅れていた市内観光の共通意識が持たれた。

担当者からの一言

「本事業によって、市町合併以来遅れをとっていた、市内全域を統率する観光体制の片鱗が見えたと思います。各地域の観光関係者と、本市の抱える課題や今後の方向性などをともに協議し、意識の共有がとれたことが大きな成果のひとつではないかと考えています。今年度の調査を、実務的な体制作りと具体案の作成につなげていきたいと思います」(担当:山下哲美さん)

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霧島商工会議所

〒899-4332鹿児島県霧島市国分中央3丁目44-36