道内最大の都市であり、郊外では安全で高品質な北海道米が生産されている北海道札幌市。札幌商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【ライス 愛すプロジェクト】を実施。
概要・活動内容
札幌には、魚介から農産物まで道内各地から豊かな自然環境の下で生産される高品質な食材が集まる。なかでも近年、品種改良が進む「ゆきのめぐみ」などの北海道米を全国に広げるため、道産米粉を使用した商品開発に取り組んだ。開発に当たっては、斬新なアイデアへの期待とプロジェクトのPRを目的に一般消費者や、大学などからもレシピ案を募集した。また、観光しながら北海道米への理解を深めてもらうことを目的としたモニターツアーを実施。生産者から現場での話を聞いたり、農業体験を通して、北海道米の品質の高さを実感してもらうとともに、農商工連携による観光のあり方を探った。
プロジェクトにおける特筆点
開発した試作品は、菓子パンの「コメフル」や老舗和洋菓子店のあんぱんに米粉を使用した「月寒あんぱん」、麺に米粉を練り込んだ「北海道めぐみラーメン」などバラエティ豊富な6種9品。これらを平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」や「第61回さっぽろ雪まつりinつどーむ」などに出品し、試食アンケート調査を行った。
担当者からの一言
北海道産の米粉を使用して、パン、麺、和菓子、洋菓子の6種9つの商品を試作しました。どれも完成度が高く、展示会などでバイヤーの方々に試食いただいた時も、とても評判が良かったので、新たな北海道のブランドとして全国に発信できると確信しております。小麦粉よりもコストがかかることなどの課題をクリアしながら、開発した商品を全国の皆さまに食べていただき、北海道ブランドとして定着できるようがんばりたいと思います。
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札幌商工会議所
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