このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
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観光地としても人気で、魚介や農作物が自慢の港町である北海道網走市。網走商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【網走産イチゴを活用した商品開発事業】を実施。

概要・活動内容

自然環境に恵まれ、農水産物が豊かな網走は、イチゴの生産量も多い。香り豊かで酸味が少なく色・形が良いためケーキなどの業務用として流通しているが、販売規格が厳格なため、規格外品が生産量の約2割と、ほかの農産物より多めになっている。食への安全意識が高まるなか国産イチゴの需要が増えているため、この規格外品を活用した加工品開発に取り組んだ。まずは、イチゴ生産者と製造業者など小規模事業者らの農商工連携を進め、菓子などに使うペーストやパウダー、スキンケア用品などの一次加工品を試作。さらに展示会への出展や、成分分析などを行い、改良点や商品ニーズの調査にも力を入れた。

プロジェクトにおける特筆点

平成21年10月の共同展示商談会「feel NIPPON 秋 2009」では、パウダーを練り込んだジェラート「あばしり愛す」、ペーストを粒状にした「いちごダイス」、細長い板状にした「いちごスティック」の試食アンケート調査を実施。各試作品に100以上の回答があり、「(ペーストを)紅茶に入れるとおいしそう」など、今後の商品化へのヒントとなるアイデアを得た。

担当者からの一言

北の大地で育まれた甘い果実が生まれ変わりました! 今回の商品は、イチゴの風味を大事にするため、そのまま乾燥させることでできる商品を開発してきました。無着色、無香料で作っているので、安心して食べられる商品となっています。また、食品以外にも、顔や体の保湿を保つ多機能ジェルを開発しました。保湿効果はもちろんのこと、イチゴの甘い香りも楽しむことができます。網走産イチゴの新しい形をぜひ試して欲しいです。

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網走商工会議所

〒093-0013北海道網走市南3条西3丁目網走産業会館