アロニアの収穫量が年々増加している岩手県盛岡市。盛岡商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【盛岡市産アロニアを活用した商品開発プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
バラ科の小果樹アロニアは、ブルーベリーよりも多くのアントシアニンやポリフェノールなどを含むことから、近年、健康関連分野で注目を集めている。盛岡市では、平成16年から無農薬栽培が行われており、今後、収穫量の大幅な増加が予測される。そこで、アロニアを使った新たな特産品を開発すべく、果実・果汁・粉末の各成分を分析した。まずは、地元食材として地域内での定着化を目指し、「アロニアパン」「アロニアヨーグルトドリンク」「アロニアサプリメント」を試作。これらを、平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」などへ出品した。
プロジェクトにおける特筆点
平成21年11月の「第3回岩手県工業技術センター発見本市」に「アロニアヨーグルトドリンク」「アロニアパン」を出展。百貨店のバイヤーや料理研究家などから評価・アドバイスを得るとともに、来場者にPRした。平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」にも出展し、試食の感想をヒアリング。関係各社に情報をフィードバックした。
担当者からの一言
アロニアは豊富な成分がゆえに、生で食べると渋味が残ります。この点を克服しながら商品に果実感を持たせるのに苦慮しました。アロニアパンとアロニアヨーグルトドリンクは、冷凍果実をミンチ状にして渋味を抑え、味と色あいのバランスがとれた商品にしました。サプリメントは、ラベルに果実の写真を用いることで、原材料としてのイメージを伝えやすくしました。早期の市販化を推し進め、さらに当市のアロニアをPRしていきたいです。
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盛岡商工会議所
〒020-0875岩手県盛岡市清水町１４－１２