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江戸時代から続く洋食器製造技術や高い金属加工技術を有する新潟県燕市。燕商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【プロダクツと飲食を連携させた産業観光の創出】を実施。

概要・活動内容

商工会議所を窓口とした共同受注グループ「磨き屋シンジケート」は、市内40社以上の金属加工業者で構成され、金属研磨技術で名高い。そこで、燕の産業全体の底上げのため、「磨き屋シンジケート」の工場を観光資源として捉え、飲食店や旅館、ホテルと連携させた産業観光のモデルプランを検討した。内容は、研磨技術を活かして開発したビールがおいしくなるステンレスビアカップの製造工場を見学した後、地元飲食店や宿泊先のホテル、旅館でビアカップなどの開発商品を使って食事を楽しむというもの。参加者が開発商品の魅力と金属加工技術の高さを体感できる観光ツアーとなった。

プロジェクトにおける特筆点

平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」では、ステンレスビアカップの新作「ビアゴブレット」と、鎚(つち)で金属を打ち起こした鎚起(ついき)銅器の冷酒盃「ハニカムサケカップ」を出展。通常容器との味の違いを試飲評価してもらった。また、研磨技術を活かしたシルバーピンバッチを開発し、それらを東京のJR品川駅構内の商店でテスト販売した。

担当者からの一言

ECOカップはビールがおいしく、鎚起銅冷酒盃はとにかく日本酒がおいしくなります。ハンマーやテコだけで器を作っていく職人技は、見ていて感動があります。ぜひ工場見学にも来てください。ステンレスのビアゴブレットは、ビールを酌み交わすのにちょうど良いサイズになっています。もちろんクリーミーな泡もたっぷり。シルバーのピンバッジは品川のOLに好評をいただいています。この製造工程もおもしろいのでぜひ見学にどうぞ。

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燕商工会議所

〒959-1289新潟県燕市東太田6856