日本一の生産量を誇るアンズの里として知られる長野県千曲市。千曲商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【杏都(きょうと)「信州さらしな」プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
千曲市のイメージである、生産量日本一のアンズを活用した産業クラスター化の可能性と、更級そば・棚田文化といった地域資源の活用による「千曲ブランド」構築にあたっての調査研究を行った。花・実・種・樹などすべてが利用可能なアンズについては、実や種による食品開発にとどまらず、花や樹まで含めた工芸・観光についての可能性を模索。一方、更級そばをはじめとする地域食については、飲食店・温泉旅館などに活性化の動きが見られ、ご当地メニューによる誘客促進についての機運が生まれつつある。
プロジェクトにおける特筆点
他地域の成功例や開発手法などについての情報を共有することを目的に、住民や企業などを対象にした「地域ブランド啓発セミナー」を開催。調査結果を報告するとともに、セミナー参加者を中心とした「千曲ブランド構築委員会」も設置した。
担当者からの一言
アンズは果実だけでなく、花が咲き誇る景観としても楽しむことができます。当地に咲くアンズの花の見頃は4月初旬です。森が広がる扇状地の中に、民家とアンズの木が混在して、数万本の木々が薄桃色の花弁で彩られます。森に入る手前には、長野県立歴史館や千曲市森将軍塚古墳館、山の中腹に100メートルあまりある前方後円墳も眺めていただき、アンズの甘い香りとともに、歴史探訪や古代の墳墓のスケールに圧倒されてください。
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千曲商工会議所
〒387-0011長野県千曲市杭瀬下3丁目9番地