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粘り気の強い良質な里芋が栽培できる岐阜県可児市。可児商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【特産品里芋による里芋焼酎等開発及び地域観光ルートモニタリング】を実施。

概要・活動内容

地元特産の里芋「土垂(どた)れ」を使用した焼酎の開発と、歴史・文化を感じられる観光ルートを重ね合わせて、地域の活性化・振興を目指している。まず、実行委員会を立ち上げ、企業連携や技術連携などに精通した大学教授をコーディネーターとして招聘。新製品の開発は、岐阜大学と東京農業大学に共同研究を依頼し、酒造会社の代表者などから焼酎の特性や酒造技術を学んだ。観光ルートについては、市や観光協会、歴史家などを交え、活用すべき名所を選定。織田信長の母・土田御前(どたごぜん)の出生地「土田城址(どたじょうし)」や桃山茶陶(ももやまちゃとう)発祥の地を中心に、史跡をバスで巡る新観光ルート「可児の戦国ロマン巡りコース」を企画した。

プロジェクトにおける特筆点

焼酎の原料には里芋の粉末とペーストの2種を検討。度数は35度、25度など数種を試し、口あたりの良さなどからペースト・25度の組み合わせを選んだ。商標にもこだわり、可児の歴史文化が感じられる「土田御前(どたごぜん)」が候補に挙がった。ほかにもバラの酵母や可児米を加えた里芋焼酎や里芋のビールを試作。志野・黄瀬戸(きぜと)の焼酎カップなども開発した。

担当者からの一言

里芋焼酎「土田御前」の試作品の開発は、酒造などの事業者の方々の全面協力があったからこそ完成した逸品です。里芋の焼酎開発から始まり、さらにバラや可児米のリキュールの試作にも挑戦しました。また、研究中に里芋からビールができることが分かるという幸運にも恵まれて、当初の計画をはるかに超えた成果を上げることができました。これからも商品化に向けて尽力しますので、他に類を見ない新しいお酒をお楽しみください。

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可児商工会議所

〒509-0214岐阜県可児市広見1-5