越前がにや昆布など、敦賀湾の海産物が魅力の福井県敦賀市。敦賀商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【農商工連携による地域性を活かした商品開発の計画策定事業】を実施。
概要・活動内容
敦賀湾の豊富な水産資源を生かしながら、人、技、風土を融合させた新しい特産品の開発を目指した。活用する食材とメニューを選定するため、敦賀地域の農産・水産・商工事業者と市民グル－プ、専門アドバイザ－による「敦賀ブランド開発研究会」を発足。会議の結果、「敦賀のにしんずし」を中心とした風土食の開発を決定。ご当地グルメ化を目標に、材料や調理法を定め、商品バリエーションなどについても意見交換の場を設定。さらに、次年度の商品開発に向けて、にしんずしに魚や野菜を加えたメニュー案を検討した。
プロジェクトにおける特筆点
風土食について全国発信の可能性を探るための勉強会を開催。「伝統的発酵食品の新展開」をテーマにした講演や、にしんずしのパネルディスカッションも実施され、伝統食の調理法を生かした商品開発の可能性について意見を重ねた。
担当者からの一言
食材の宝庫である敦賀が新しく特産品を開発します。この特産品を全国に発信するためには、市民を巻き込んでいく必要があります。この特産品を市民の中で風土食として商品化していき、関東や関西など大都市圏の展示会に出展して、販路開拓を目指したいと考えています。また、新商品の発信を、県産食材とリンクさせる新しい情報発信の取り組みにも積極的に力を入れていきたいです。新たに誕生する敦賀の味力を楽しみにお待ちください。
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敦賀商工会議所
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