このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

眼鏡・漆器・繊維を中心に、国内でも指折りの産業都市として発展してきた福井県鯖江市。鯖江商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【鯖江ブランド創造発信事業】を実施。

概要・活動内容

“ものづくりの街”として発展してきた鯖江だが、委託生産が中心で、直接消費者に販売できる商品は多くない。そこで、これまでの「作る産地」から「作って売る産地」への転換を図るため、“売れるものづくり”に取り組んだ。まず、「研ぎ出しウイスキーフラスコ」など約50種の試作品を開発し、それらをまとめて「SABAE Style」としてブランド化。平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」などに出展し、バイヤーに向けてPRした。また、特産のコシヒカリを使ったパンケーキ「ふわりん」や米粉とイチジクのパウンドケーキなど4種のスイーツを試作し、東京のアンテナショップで発表。食卓用品とともに、新たな味覚づくりにも挑戦した。

プロジェクトにおける特筆点

「SABAE Style」に参加している福井県眼鏡工業組合青年部では、眼鏡製造の技術を生かして生活雑貨などを開発した。参画事業者が技術交流を重ね、バイヤーからのアドバイスも受けながら試作品を改良。完成品には、眼鏡のフレーム素材であるチタンなどを活用したテーブルウェア、髭櫛(ひげくし)、靴べら、ペーパーナイフなど16種がそろった。

担当者からの一言

今回、初めての取り組みで、手探りの状態から事業が始まりました。委員会を重ねるにつれ、様々な方々のご協力により、参加者全員が一つになっていくことができました。これまで、委託生産地として機能していた鯖江が、その技術と精神をもって消費者の希望に沿った商品開発や、バイヤーの視点に立った売れる“ものづくり”を進めていきます。この地で、これから新しく生み出される「SABAE STYLE」の商品に期待してください。

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

鯖江商工会議所

〒916-8588福井県鯖江市本町3-2-12