比叡山延暦寺をはじめ、数多くの史跡が点在する滋賀県大津市。大津商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【湖都・大津発着：エコツーリズム調査研究事業】を実施。
概要・活動内容
「地球環境の保全」をテーマに、人間と自然の共存を考えるツアー「大津エコツーリズム」の商品開発に向けた市場調査を実施。琵琶湖と共に生きてきた大津の人々の暮らしや文化などを、ツーリズム参加者が体感できるテーマ性とストーリー性の創造が課題となった。コース策定に向けて、40～60代の女性客をターゲットに、Webでのアンケート調査を実施。大津における観光の動向を把握し、「里山から湖へ水環境にふれる旅」や「新しいびわ湖の楽しみ方教えます」など想定するモデルコースのテーマについて調査した。
プロジェクトにおける特筆点
近畿地方1400万人の「水がめ」である琵琶湖の特性を生かしたコースを企画。アンケートで川下から川上に向かって琵琶湖の水源をたどるツアーや、カヌー体験、琵琶湖真珠加工体験などを盛り込んだプログラムへの評価を求めた。
担当者からの一言
アンケートから次につながる良い結果が得られました。来年度は、「サイクリスト専用」の新商品開発を目標にしていきます。これまで廃棄されてきた資源を再利用し、健康志向のニーズにもあった商品にしていきたいと思います。プロジェクトの成功は、参画事業者の思いにかかっています。私たち事務局は、事業者の“やる気”を無にしないように努めていきたいです。「大津に来るときは、ぜひ自転車で」と言える環境づくりを目指します。
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大津商工会議所
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