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江戸時代後期より和菓子の生産が盛んな兵庫県姫路市。姫路商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【農商工が連携した姫路産砂糖復活による特産品(菓子)開発】を実施。

概要・活動内容

平成20年に姫路で行われた全国菓子博覧会をきっかけに地域住民のなかで菓子への感心が高まっている。この機運に乗じて特産品菓子を開発し、姫路城に並ぶ知名度を目指した。前段階として、昭和初期まで行われていたサトウキビを原料とした姫路産砂糖の製糖を復活。農業者が収穫したサトウキビを商工業者が製糖・菓子開発をするなど農商工の連携を図り、地域一体での取り組みとなった。地元の大学や専門学校の学生たちのアイデアに、姫路菓子同業組合を中心としたプロの手が加わり、試作品が完成。姫路城から一字とり、「姫の里」ブランドとして「姫路菓子まつり」などのイベントや展示会でPRした。

プロジェクトにおける特筆点

姫路産砂糖を使った「揚げ饅頭」「焼き饅頭」「かりんとう」「カステラ」「わらびもち」「黒糖ブリオッシュ」の6種の試作品が誕生した。姫路城の知名度を活かして「城下町のお菓子」をコンセプトとし、地域の歴史や文化とともにPRしていく。また、試作品は平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」に出品し、試食アンケートを行った。

担当者からの一言

姫路のイメージにないと思いますが、実は江戸時代からサトウキビの栽培を始め、50年前頃まで続いていたとされています。この知られざる事実を利用し、「姫路×サトウキビ=お菓子」という意外な組み合わせをコンセプトに新商品の開発を進めてきました。本事業で復活させたサトウキビを使って、正真正銘の姫路産の砂糖を作り、その砂糖を使ったお菓子を作りました。素材も人もメイドイン姫路の逸品をお楽しみいただければと思います。

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姫路商工会議所

〒670-8505兵庫県姫路市下寺町43