2009 年度
本体事業
「備中高梁ぶらんど」の発信による外部消費の創出
ユズやピオーネ、アユなどバラエティに富んだ里・山・川からの恩恵を、12種もの商品に仕立てて大都市圏へアピール
ユズ、ピオーネなどの農産地・吉備高原で知られる岡山県高梁市。高梁商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【備中高梁ブランド開発・販促推進事業】を実施。
概要・活動内容
ユズやピオーネなど豊富な農産物が自慢の高梁だが、過疎化が進み市内の消費規模が縮小している。そこで、基幹産業である農業から地域経済の復興を図るため、地域の農産物を活用した特産品を開発し、「備中高梁ぶらんど」として発信した。まず、商工団体などで組織した協議会が地域資源を再調査。その結果を基に、資源の選出と認定基準の策定を経て、商品開発に着手した。またブランド価値向上のために、素材や商品の魅力をより強く訴えるパッケージを開発。大都市圏での展示会やホームページ上で、ブランドおよび特産品の販路開拓や周知に努めた。
プロジェクトにおける特筆点
ブランドの認定基準は、“地域の農水畜産物を主材料とし、かつ市内で加工・製造された食品・飲料・工芸品”となった。試作品開発には、市内の菓子店など8事業者が参加。ピオーネの濃縮汁や酒粕など、これまで活用されなかった特産品を材料とした。平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」に試作品を出品し、モニター調査を実施。
担当者からの一言
高梁には、特産品や地域特有の料理の少なさから、市内に来訪する観光客の一人当たりの消費額が他地域と比べて半分程度という事実があります。この現状を打破するため、新たな特産品となる12種の商品を提案しました。ピオーネを使ったケーキ「まるごとピオーネ」や、酒粕の香りが広がる「酒粕さぶれ」など、スイーツからお酒まで多種多様の特産品がそろいました。生まれ変わった高梁の味覚を、ぜひ一度味わってみてください。
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高梁商工会議所
〒716-0033岡山県高梁市南町１６－２