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平成17年2月に北部の旧豊浦郡4町と合併し、広大な面積となった山口県下関市。下関商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【「語り部」下関物語創作プロジェクト】を実施。

概要・活動内容

貴重な歴史遺産が数多く現存する下関。かねてより観光都市として注目を集めていたこともあり、これまでは定年退職者を中心とした約30人が、市内観光ガイドを務めてきた。本事業では、ガイドの対応が遅れていた旧豊浦郡4町を含む全市的な規模で、「語り部」と呼ばれる観光ガイドの養成と知識の共有化を図った。まず、地域資源の再調査に着手し、市内観光ガイド用のテキストを作成。これまで各自が収集していた資料を一元化し、情報の統一がなされた。それらを基に、モニター調査を目的とした研修会を実施。また、観光資源をテーマにフォーラムを開催するなど、ガイドの人材育成とともに、市民との協調も図った。

プロジェクトにおける特筆点

長州藩によって築かれ下関戦争の舞台になった軍事施設の跡地「前田砲台跡」は、世界遺産への登録を目前に控えている。この史跡を観光資源として展開していくためのフォーラムを開催した。市民など530人に向け、直木賞作家の古川薫氏による講演などで、その価値を改めて周知。日本近代史の転換期に関わる史跡だけに、市民の関心も高かった。

担当者からの一言

豊かな自然に包まれた下関は、源平ゆかりの地や明治維新ゆかりの地などの史跡や文化財が点在し、また港町として栄えたことから異国情緒あふれる歴史的建造物が大切に保存されています。また、観光スポットだけでなく、フグやアンコウ、クジラ料理など食文化の充実も見逃せません。新たに誕生する語り部たちが、これらの魅力を100%皆さまに伝えます。ぜひ下関にお越しになって、語り部たちの声に耳を傾けていただければと思います。

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下関商工会議所

〒750-8513山口県下関市南部町21-19下関商工会館内