このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
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自生植物だった自然薯の栽培法を確立した山口県柳井市。柳井商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【柳井地域で生産される「自然薯」を用いた特産品開発事業】を実施。

概要・活動内容

柳井では平成5年に、国内で初めて自然薯(じねんじょ)の栽培方法が確立された。自然薯は漢方に使われたり、消化酵素を含むなどヘルシーな素材だが、こうした背景は地元ですら認知度が低く、全国へアピールする手だてもなかった。そこで、地域の新しい特産品として発信すべく、農商工事業者と市民で組織した委員会を発足。ホームページを開設し、取り組み内容と自然薯の普及に努めた。また新メニューを試作し、モニター調査を実施。改良を加えた上で、平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」に出品し、味や価格についてバイヤーから広く意見を集めた。

プロジェクトにおける特筆点

新聞やホームページで新メニューのレシピを募集。寄せられたアイデアから、1位に「とろ~りもっちり自然薯クレームブリュレ」、2位に「ふわもちエビチリ」、3位に「畑のチーズケーキ」と3作品を選出した。現実的に開発可能な1位と3位の作品は、市内の菓子製造業者に依頼し、「自然薯スイーツ」として試作品を開発。改良を重ね、商品化に至った。

担当者からの一言

とろろというイメージしかなかった山芋「自然薯(じねんじょ)」を使ったスイーツを開発し、新しい楽しみ方として提案しました。滋養強壮や強精食として親しまれている自然薯が、甘~いお菓子として味わえます。もちろん、使用している素材は地元柳井で手作りされた自然薯です。これから、市内各所で提供できるように推進していきますので、栽培発祥の地である柳井が自信を持っておすすめする逸品を、ぜひ皆さんに食べていただければと思います。

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柳井商工会議所

〒742-8645山口県柳井市中央2-15-1