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かんきつ類の一大産地である愛媛県松山市。松山商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【松山市特産の中晩柑かんきつ等を活用した特産品開発プロジェクト】を実施。

概要・活動内容

愛媛県は、日本一のかんきつ類の生産量と栽培品種を誇る「かんきつ王国」で、松山を中心とした周辺地域は県内最大の中晩柑かんきつの生産地である。本事業では、いよかんなどを活用した多用途向きの新商品開発に取り組んだ。特産品開発コンサルタントにプロデュースを依頼し、各分野からメンバーを集めて委員会を設置。中晩柑かんきつなどを活用する試作品の開発部会で検討し、ピューレやソース、サイダーなどが完成した。また、平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」ではアンケート調査を実施。ソースとサイダーについての意見を集めたほか、商品のパンフレットを配布し、本事業の取り組みをPRした。

プロジェクトにおける特筆点

愛媛果試第28号(紅まどんな)やいよかんを使用した6種の試作品が完成した。一次加工品として開発したピューレとパウダーは、飲食店などに向けて開発。これまで松山市では中晩柑かんきつを使用した一次加工品がなく、技術力の向上にも寄与した。また東京農業大学やシェフ、パティシエなどを対象にモニター調査を実施し、利用法などの意見を集めた。

担当者からの一言

「かんきつ王国に新たなかんきつ特産品を」という地元の熱い思いを受け、経験豊かなメンバーを中心にプロジェクトに取り組みました。試作した「伊予柑サイダー」は、無香料・無着色で作られているので素材本来の味をお楽しみいただけます。また、ピューレは飲食店のほか、ホームメイドのお菓子づくりの材料として使えるなど用途も広く、大勢の方に手に取っていただけることを願っています。商品化した際にはぜひ一度ご賞味ください。

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松山商工会議所

〒790-0067愛媛県松山市大手町2-5-7