果実の生産が盛んな愛媛県伊予市。伊予商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【伊予市特産「びわ」及び「びわ葉茶」を活用した特産品開発プロジェクト】を実施。
概要・活動内容
愛媛県は国内有数の生産量を誇るびわの産地である。その中で県内一の産地である強みを活かし、「びわの産地=伊予」のイメージづくりと規格外品を活用する新しい特産品の開発に着手した。今回は、唐川びわ葉茶研究会などの団体と協力し、伊予市で初となる農商工連携による組織を発足。「唐川びわ」の規格外品の果肉や、葉から作る「びわ葉茶」を活用した作25品を完成させ、12品を「唐川ブランド」の特産品と選定し、包装やシンボルマークを統一して製作した。また、パンフレットの配布やホームページの開設により、本事業と特産品選定商品をPRした。
プロジェクトにおける特筆点
選定商品の品質向上を目的に、東京・南青山にある愛媛県のセレクトショップ「いよかん」でモニター調査を実施した。平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」での調査と合わせ約1500件の評価を収集。共同展示商談会では全商品の試食展示を行い、来場したバイヤーから評価を受けるとともに、「唐川ブランド」を首都圏にPRした。
担当者からの一言
びわ葉茶に使用するびわの木は、無農薬で除草剤も使用しないなど、こだわりを持って大切に育てています。また、びわの実は痛みやすく、加工するのに大変苦労を伴います。どちらも開発までに多くの時間を費やしていますが、葉には血糖値の抑制効果に期待ができるなど、時間をかけるだけの価値があることも知ってほしいです。このすばらしい資源を使い、多種多様にそろったびわの新商品を、いち早く皆さまのお手元に届けたいと思います。
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伊予商工会議所
〒799-3111愛媛県伊予市下吾川1512-6