菓子産業が根付く街・福岡県北九州市。北九州商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして【長崎街道:シュガーロードプロジェクトによる地域振興と地域ブランドの推進】を実施。
概要・活動内容
市内を走る旧長崎街道は江戸時代、砂糖や菓子を運ぶ道だったことから通称「シュガーロード」と呼ばれ、果物の栽培が行われている。多数のスイーツ店が集積し、スイーツ作りに特化したエリアとして発展してきた。この特性を地域活性に結び付けるため、新スイーツの開発と街なかへの誘客を目指して事業を推進。市内18店の菓子製造業者による地元の特産品をテーマにしたコンテストを実施。続いて、シュガーロード沿いの短大・専門学校と連携し、学生部門のコンテストも行い、試作品を発表した。エリア内に点在するスイーツ店を一堂に集めることにより地域の新しいイメージである“スイーツ”をPRし、本事業の周知を図った。
プロジェクトにおける特筆点
シュガーロードをテーマにした新商品の開発を目的に、学生によるスイーツコンテストを開催した。スイーツ業界への就業を目指す地元学生を対象に、地域の歴史や食材にちなんだ作品を募集。全26グループの中から選ばれた入賞者には、市内にあるスイーツ専門のチャレンジショップで受賞作品の発表の場を提供し、市民を対象に試食アンケート調査を実施した。
担当者からの一言
コンテストの一般創作部門では、地元の和洋菓子職人が新作スイーツの開発に取り組み、地産の食材や秋の味覚をふんだんに使用した様々な新商品が出品されました。審査に協力してもらった市民からは絶賛の声が聞こえ、本事業の実施に意義を感じています。学生部門でも、新スイーツを開発した若者に対し、将来につながる大きな経験を与えられたのではないかと思います。シュガーロードに生まれた新たなスイーツを、ぜひ食べてみてください。
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北九州商工会議所
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