かつては炭鉱の街として知られていた福岡県大牟田市。大牟田商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【大牟田の農産物を活用した地域ブランド創出事業】を実施。
概要・活動内容
平成23年の春に九州新幹線の開通を控えている大牟田。開通後の交流人口増加を予測し、新たな地域の魅力を生み出すべく特産品の開発に着手した。まず、福岡市内の百貨店バイヤーや市民を対象に、商品ニーズの調査を実施。その結果を踏まえて、地域のイメージとして残っている“炭鉱”をキーワードにした特産品の開発を進めた。すでに市場評価が高い上内ミカンや有明海苔などを使った「くろころみかん」や「のり高菜天」といった加工食品4種が市内の菓子製造業者や食品加工業者によって完成。試作品は、市内外のイベントに出品し、新たな特産品としてPRした。
プロジェクトにおける特筆点
試作品の広報ツールとして、パンフレット、リーフレット、ホームページなどを製作。パンフレットは、市内主要団体のほか、全国のメディア関連事業者や旅行事業者など広域に配布し、PRした。平成22年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2010」でもバイヤーに配布。市内でも住民を対象にした披露会を開催するなど、新商品の誕生をアピールした。
担当者からの一言
本プロジェクトでは、「外から見る大牟田」をベースとして、様々な専門家の方から大牟田の魅力を引き出してもらいました。今まで当たり前だと思っていたことが、大牟田独自のブランドになりうることを見出すにきっかけになりました。「く~おもしかやん! おおむた!」をキーワードに、今後も地域活性化のために新商品を発信していきます。「大牟田を元気にしたい!!」というみんなの思いが詰まったこの商品を、ぜひご賞味ください!
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大牟田商工会議所
〒836-0843福岡県大牟田市不知火町1-4-2