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日本有数の杉材生産地で、木造建造物が林立する宮崎県日向市。日向商工会議所では、平成21年度の地域資源∞全国展開プロジェクトとして、【日向圏域における木造建造物産業観光形成事業】を実施。

概要・活動内容

林業とともに発展し、地元杉材などを使用した建造物で知られる日向。同地は、鉄道建築の最高賞を受賞した「日向市駅舎」や隣接地区にある「西の正倉院」、京風の町家群など観光資源となる木造建築の集積地といえる。そこで、点在するこれら建造物を有機的に結ぶ新しい産業観光の開発に向けた調査を実施。日向圏域に林立する各建造物の歴史や構造、建設背景とともに、林業における課題や今後の方向性について検証。参加・学習型観光を念頭に、林業から産業観光の創出を実現するための調査研究事業を行った。

プロジェクトにおける特筆点

観光コースの策定に向けたワークショップを開催。「西の正倉院」など木造建築がある地区を実地調査し、ルート作成の参考にした。また、建築を先行する人や学生の教育用、シニア世代向けとターゲットに合わせた観光ルートについて研究した。

担当者からの一言

杉材生産量で日本一を誇る宮崎県。当地域を流れる耳川(みみがわ)流域での杉材の生産量も多く、地元杉材を使って建設された日向市駅は、鉄道建設最高賞のブルネル賞をはじめ、各賞を受賞した木材の香り豊かなすばらしい駅です。今後は、本年度の調査結果を踏まえ、木の文化、木造建造物、歴史、環境などの課題に積極的に取り組み、「学習観光・体験観光」をキーワードにした新しい観光の創造に向けて邁進したいと考えています。

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日向商工会議所

〒883-0044宮崎県日向市上町3-15