このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

嗜好品として多くの人に愛されるコーヒー。函館には幕末から明治・大正・昭和にかけて育まれた、独自の珈琲文化が存在する。函館の風景を楽しみながらの一服は、新しい函館ブランドに!

取り組み内容

 函館市は安政6 年(1859 年)に横浜・長崎とともに日本初の貿易港として世界に門戸を開き、西洋文化が流入した。国内で最も古くからコーヒーが普及した土地のひとつ。
 幕末から現代へと続くコーヒー文化と、豊かな森林から供給される美味しい水資源を活用した新たな函館ブランドプロジェクト「珈琲の薫る街」を立ち上げた。まず、商工会議所と関連団体でプロジェクト委員会を設立し、市民の認知度について調査した結果、市民でさえ古くからコーヒーが飲まれていたことに対する認知度が低いことがわかった。
 そこで、函館とコーヒー文化の歴史を広く市民や全国にPRするため、ホームページ「珈琲の薫る街はこだて」やガイドマップを作製。また、イベント出展でコーヒーの試飲会を実施するなど、市民がコーヒー文化に触れる機会を創出した。
 すり鉢やすりこぎ、コーヒー豆、当時の飲み方を説明する指南書をセットにした「和蘭コウヒーセット」や、コーヒーリキュールのカクテル「モダンシティ」を開発。それらを市民に浸透させ、ブランド確立への足掛かりとし、全国展開を狙う。

トピックス

コーヒー文化に触れる機会を創出

イベントでは、幕末当時に飲まれていた淹れ方を再現したコーヒーの試飲会を実施。また、コーヒー豆のすりつぶし体験や焙煎デモンストレーションの実演を行い、地元市民にコーヒー文化に親しんでもらった。

今後の展開

地域ブランドへと発展するようPRに注力

ワーキンググループを設置し、情報発信ツールの内容や展開について密な協議ができたことで、業界関係者の意識改革がはじまり、喫茶店・カフェの経営者などの協力体制を構築した。また市民への意識調査では、函館とコーヒー文化の関係について65%が「興味深い」と回答するなど取り組みの認知度も高まった。コーヒー文化が地域ブランドへと発展するよう、情報発信の充実とコーヒー関連商品の開発の両輪でPR活動の精度をさらに高めていく。

活用した地域資源

江戸時代の末期より函館の地で愛されてきたコーヒー

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函館商工会議所

〒040-0063北海道函館市若松町7番15号