このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

ビジネスだけで札幌を去るのはもったいない! ビジネス目的の来訪者に観光にも足をのばしてもらうため、札幌の地域産業の商品・サービスの発信や、地元企業とのマッチング等を積極的に行っていく。

取り組み内容

 時計台、北海道庁赤レンガ庁舎、クラーク博士、さっぽろスイーツ、ジンギスカン……。札幌ならではの魅力が多数ありながら、ビジネス客の観光消費が伸び悩んでいることが平成21年度の調査研究事業で判明。この課題に対応するべく、本事業では、全国に向けてビジネスマンに関心が高い産業観光の情報を発信し、工場見学だけではない企業視察や商談を希望するビジネス客と受け入れ企業のマッチングを推進し、出張ついでの観光による滞在促進と産業観光の拡大に取り組んだ。
 まずは受け入れ企業を集めるため、地元事業者へ呼びかけを実施。当初は「人的余裕がない」などの理由から企業集めに苦労があったが、本事業の役割を根気よく周知した結果、40 社以上が登録。受け入れ企業側から「普段接することのないビジネスマンと接することができてよかった」と声が届き、具体的なビジネスに発展しそうなケースもあった。
 また、ホームページを作製して受け入れ企業のビジネス情報を発信し、企業見学ツアーの募集を行った。参加者にはメディア関係者の姿もあり、地域の企業情報の発信につながる可能性を見いだすことができた。

トピックス

受け入れ企業の規模に合わせ、ツアーを調整

受け入れ企業のほとんどが「事務所の応接セットで4名の受け入れが最大」という小規模だったため、利用する交通機関を工夫し、少人数の参加者で複数の企業を訪問できるミニツアーを考案するなど工夫を重ねた。

今後の展開

札幌らしい産業観光を確立し、地域を活性化

企業マッチングにより地元中小企業は自社の情報を発信する機会が得られ、ビジネス客の滞在時間の延長も促せるという相乗効果が今回、確認された。受け入れ企業側は、産業観光=工場見学のイメージが先行しているが、「普段は取引先しか来ないので、新たなビジネスマンに自社を紹介できることは有意義だ」との声をもとに情報発信に努める。今後も地道に受け入れ企業の募集を行い、「札幌らしい産業観光」を確立し地域の活性を目指す。

活用した地域資源

当所地域企業の商品、サービス、技術など

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札幌商工会議所

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