このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

農作物の花をテーマに、商品の開発と観光化を目指す。食と花、観光を結び付けることで食育とも連携でき、新たな産業を発展させる原動力とする。

取り組み内容

 恵庭市は古くから農業が盛んで郊外には広大な農地を有し、多様な作物が栽培されているため、季節ごとに旬の農作物の花(食の花)が咲き誇り、美しい風景が現出する。
 本事業では「恵庭食花街道」をテーマに、これら農業資源を活用した着型観光開発、及び関連した特産品の開発事業を実施。各種の農業・酪農体験や農産物の直売を紹介し、それらのスポットへの道のりを楽しむ「農道ドライブ」という新たな観光スタイルを提案した。また、パンフレット「美味しい風景の真ん中へ」を作製し、全国に恵庭観光の魅力を発信し、誘客を図った。
 そのほか、地元農作物を活用した新たな特産品づくりを目指し、恵庭の名産「えびすかぼちゃ」を活用したペースト、スープ、リゾットなど試作品7品を開発。さらに「花のまち」のイメージを喚起するアイテムとして、地元の鉄鋼業者と花苗業者が協同で「花馬車」をモチーフとしたガーデンプランターを試作した。これらの試作品を平成23年2月の「feel NIPPON 春 2011」に出展したところ、流通業者や消費者から高い評価が得られ、新たな特産品としての可能性を確認した。

トピックス

えびすかぼちゃの試作品が展示会で好評

「feel NIPPON 春 2011」ではえびすかぼちゃの試作品の試食アンケートを実施。約95%の回答者から「美味しい」との回答が寄せられ、バイヤーから多数の引き合いもあるなど、試作品に対する高い評価を得た。

今後の展開

試作品を拡充させ、観光メニューとの連動へ

本事業では、恵庭市の観光や特産品の開発に従来とは異なる視点で臨んだ結果、地域の事業者や住民から積極的な参画が得られ、地域一体となったプロジェクトを展開した。農作物の味や美しさを楽しんでもらう機会を創出することを目的として取り組んだ、えびすかぼちゃ一連の開発品やガーデンプランター。これらのさらなる拡充・全国展開、観光誘致のメニューとの連動を図り、プロジェクトの一体感をさらに高めることを目指す。

活用した地域資源

恵庭市の農業・酪農業関係者と農作物、農作物の花、道の駅「花ロードえにわ」展示の花馬車

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恵庭商工会議所

〒061-1444北海道恵庭市京町80