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五所川原特産品といえば、十三湖産しじみ貝。観光客向けに新しい郷土料理のレシピを開発し、地域の魅力とともに全国に発信する。

取り組み内容

 五所川原市市浦地区、及びつがる市にまたがる十三湖は、川から流入する淡水と日本海の海水が一緒になった汽水湖で、シジミの生息に最も適した水質である。「十三湖産のシジミ」が、地域では古くから食されてきた郷土の食材であるという点に着目し、本事業では、十三湖産のシジミを活用。観光客向けの目玉となる郷土料理を開発することで、全国的な認知度が不足している十三湖産のシジミの全国発信と、地域の活性化を狙った。
 まず、研究会を組織し、シジミ料理の既存レシピ、販売価格・流通経路、漁獲量などの調査を実施。その分析結果を踏まえ、シジミを使った料理の研究開発とレシピ募集・発信を行った。そして、十三湖のシジミを活用したオリジナルメニューの試食会を開催。シジミ入りのコロッケやおむすび、サラダなど15品を超える試食品が並んだ。
 また、会場となったホテルに訪れた来場者に対しアンケート調査を実施。平成23 年2月には「全国商工会議所観光振興大会 in 青森」にも出展し来場者の反応を調査した。いずれの調査でも「しじみラーメン」の評価が高く、開発メニュー化への手ごたえを得た。

トピックス

シジミ貝を活用したメニューが続々完成

平成22 年12 月5 日に開催したオリジナルメニュー試食会では、シジミのキッシュ、パエリア、シジミのきつね焼きなど、独創的なメニューが数多く披露され、本事業への地元の期待度の高まりがうかがえた。

今後の展開

最終的にはカップラーメンに

今後は、開発された試作品の数々をブラッシュアップし、提供可能な店舗を募り商品化へつなげることを目指す。まず試食会などで高評を得た、しじみラーメンに注力する。アンケート結果などを参考に改良を進め、情報発信も進めていく。また、全国への発信を視野に、カップラーメンとして売り出すことも検討している。最終的に全国に十三湖のシジミの美味しさを広め、十三湖産シジミの郷土料理の認知度を向上させていく。

活用した地域資源

十三湖産のシジミ

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五所川原商工会議所

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