このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
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山形芸妓文化を受け継ぐ「やまがた舞子」を中心に、市内に点在する歴史的名所をめぐる街歩きのためのツールを開発。「舞子のいる街」として飲食や土産品等も充実させていく。

取り組み内容

 400年の歴史を刻む城下町・山形では、紅花貿易の発展とともに山形市で花開いた、芸妓文化を継承するため、「やまがた舞子」が誕生した。本事業では、県内全体で観光人口が減少傾向にある中、伝統あるやまがた舞子を地域資源と捉え、地域の活性化と観光誘致を目標にプロジェクトに取り組んだ。
 まず、やまがた舞子をテーマにした観光ルートマップ「舞子ウォークラリー手帳(城下町山形の歩き方)」の作製と舞子関連製品づくりに着手。舞子スイーツの「花かんざし」、「華小唄」、「紅の舞」、「紅の華」の4品と、舞子菓子「やまがた舞子抹茶あずき」を開発した。また、山形市内の老舗酒造メーカーの協力を得て、やまがた舞子が田植えや稲刈り、収穫を行った酒米(出羽燦々)で仕込んだ、舞子酒の開発も進めた。
 この舞子菓子「やまがた舞子抹茶あずき」と舞子酒「純米大吟醸やまがた舞子」の2品について、平成23 年2 月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2011」で来場者及びバイヤーへのアンケート調査を実施。その結果から、市場ニーズに合致しているという手ごたえを成果として得ることができた。

トピックス

試食会で舞子スイーツの評判は上々

山形市内の新名所「七日町御殿堰」で、舞子スイーツの試食会を開催。アンケート調査では回答者の8割以上から「デザインがいい」、「美味しい」と評価を得た。この調査結果をもとにさらなる好評価を目指す。

今後の展開

開発品の商品化とその後の販路を検討

「feel NIPPON 春 2011」では、舞子酒と舞子菓子の両者に対する引き合いが多く、特に舞子酒は海外のバイヤーからの注目を集め、さまざまな具体的な要望なども寄せられた。それらは今後の展開に生かす予定。舞子菓子は、やまがた舞子との連携と舞子観光ルートマップの提供強化などを通じて「やまがた舞子のいる街」としてイメージの浸透を図り、観光客誘致と連動した販路開拓と特産品としての認知度向上を目指す。

活用した地域資源

やまがた舞子、山形県の酒造好適米「出羽燦々」、山形市郷土館、最上義光歴史館、文翔館などの歴史的建造物、新名所(紅の蔵、七日町御殿堰、山形まなび館)

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山形商工会議所

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