有機EL照明の技術は米沢市発。この新しい産業を育てるべく、参入すべき市場の調査や地元中小企業のニーズと組み合わせた商品開発を行う。成果は地元企業にフィードバックして、今後の事業計画に役立てる。
取り組み内容
米沢は古くからものづくり産業に力を入れており、現在は「有機ELのまち」として研究や技術の集積が進んでいる。本事業では、次世代の照明として開発競争が行われている有機EL照明を米沢特有の地域資源として広めるべく、各種調査を行った。まず蛍光灯、LED照明など既存照明の特性や市場などについて調査を実施し、有機EL照明と比較。その上で有機EL照明を分析したところ、技術的課題はあるものの、高演色性、高効率、長寿命などの潜在的メリットから、世界市場に出回る可能性があることが予測できた。今後は面発光という特性を生かして、既存の光源とは違った特殊な使用方法を含む新たなビジネスモデルの追求を行っていく。
今後の展開
産学官民一体の体制づくりを
有機EL の新たな使用方法模索のため、産学官民一体となった体制づくりを目指す。そして、自然と共生する米沢にふさわしい照明計画、光環境のあり方を検討・実現し、都市環境における有機EL の可能性を提示する予定。
活用した地域資源
既存照明、有機EL照明
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米沢商工会議所
〒992-0045山形県米沢市中央4-1-30