このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

“食”と“ものづくり”の地域資源を活用した魅力ある商品・サービス・体験メニュー を、道の駅で展開。「体験滞在型観光」を実施することで、交流人口増大を図り、地域の活性化を目指す。

取り組み内容

 工芸品では高岡漆器や井波彫刻、食では水産加工品や麺類など多くの地域資源を誇る、富山県西部地域は、これまでに広域で連携し、ものづくりや食に関する体験型の産業観光のモニターツアーを実施。その参加者から「工芸品などのものづくり体験」や「そば打ちなどの食の体験」へ興味をもったという感想や、よく立ち寄る場所に道の駅を挙げる声が多かったことから、観光客のニーズが高い「道の駅」、「食」、「ものづくり」というキーワードで本事業を展開した。
 まず、食の展開として、道の駅で開発した「おもてなし料理」と「スイーツ」を登録し、「富山県道の駅B級グルメ食のスタンプラリー」として県内13カ所の道の駅を回遊しながら食してもらう仕組みを検討。8月に開催される夏の一大イベント「瑞龍寺ライトアップ事業」において、国宝・瑞龍寺の景観を楽しむ入場者に本事業のPRを積極的に実施した後に、食のスタンプラリーを開始した。
 地域性の強い料理とスイーツをスタンプラリーの手段で束ねた本事業には、県内外から非常に多くの参加者があった。また「道の駅グルメマップ」を発行し、スタンプラリーを周知するとともに、ものづくり体験施設を紹介する内容で、食とものづくりの両面からさらなる観光集客を図った。そのほか「ナゴヤうまいもんワールド」にも出展し、地域の食とものづくり体験を通し地域の魅力を訴求し、外客来訪促進に努めた。

トピックス

スタンプラリーで地元ブランドを知ってもらう

地元食材にこだわったおもてなし料理とスイーツをスタンプラリーの手法で味わってもらうことで、回遊性の向上と、地域の食の魅力訴求という一石二鳥の効果があった。食のブランド化に向けても大きな一歩となった。

今後の展開

道の駅の機能強化で観光客の増加を

今後の展開として、近隣地域へのPRを強化し、おもてなし料理とスイーツのラインアップの拡大・改良を図ることで県外からの集客力を高め、地域の食のブランド化を進めていく。JAと協力し農商工連携事業にも取り組み、コミュニティビジネスへの展開も視野に入れる。また、朝どれ産直の農産物販売に合わせて地元食材によるモーニングサービスなど、道の駅の機能強化による回遊性の向上とそれによる観光客の増加を目指す。

活用した地域資源

富山県内の郷土色あふれる食、富山県西部地域のものづくり産業

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高岡商工会議所

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