観光客にとって、分かりやすい2次交通手段が不足している現状をふまえ、新交通手段を考案し、調査研究を行う。特に中高年層の方々を温かく迎えるためのホスピテリティを育て、多くの観光資源に触れてもらう。
取り組み内容
漆器や朝市、總持寺祖院など多くの観光資源を有する輪島では、近年単独・少人数での観光が増加傾向にあり、市内観光各所の回遊性を向上させることが課題になっている。本事業では、まず観光客に対し陸(道の駅)・海(マリンタウン)・空(能登空港)の地域の要所で二次交通についてのアンケートを実施。その結果、観光客の多くが徒歩で市街地内を周遊している現状が判明し、点在する観光資源と市街地を結ぶ公共交通機関を充実させる必要性が浮き彫りになった。そこで世界的な潮流であるエコな次世代二次交通の導入を検討し、先進地調査の上、コストや法的な面からシミュレーションを行った結果、その実現可能性を確認することができた。
今後の展開
社会実験を通し課題を明確化
老若男女が快適に市内の観光資源を周遊できる新たな二次交通の実現に向け、本事業で明らかになったコストや法的な課題を着実にクリアするために、エコカートの限定的な試行などの社会実験を今後実施していく。
活用した地域資源
現状の二次交通の検証、先進地視察、新たな二次交通の導入可能性など
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輪島商工会議所
〒928-0001石川県輪島市河井町20-1-1