このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

地域資源である足利銘仙を活用した、住民によるライフスタイル開発・商品化を推進。街の中に、足利ツーリズムの受け皿となる地域コミュニティを想像し、観光客と住民の交流を図る。

取り組み内容

 足利市は戦前より繊維産業をベースに発展し、昭和初期には足利発の着物「足利銘仙」が誕生した。奇抜なデザインと手頃な価格で当時の女性たちから支持を集め一世を風靡した。戦後、洋装の普及とともに「足利銘仙」は姿を消したが、観光地としての地域ブランドの形成の一端として足利銘仙を現代に再生。本事業では、足利銘仙の多面的な活用による全国展開と地域活性化の推進を目指した。「銘仙ライフスタイル」をテーマに、銘仙柄を活用した関連商品を開発。バッグ(掛守)や樹脂製カードケース、かんざしやバングルなど多岐にわたる試作品計99点が完成。市内の展示会や平成22 年9 月及び平成23 年2 月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2011」にて積極的なPRを行った。
 また、観光客と地域事業者・住民が参加しまちなかを回遊・交流するイベント「足利まちじゅう銘仙プロジェクト:まちじゅう銘仙Jalan(ジャラン)」を開催。銘仙を活用したおもてなしを提供する約120の加盟店「足利まちじゅう銘仙倶楽部」を紹介したマップを配布し、来訪者のまちなかへの回遊・店舗訪問を促した。

トピックス

まちじゅう銘仙Jalanパネル展

平成22 年11 月23 日のイベントに合わせ、「まちじゅう銘仙倶楽部」加盟店のうち、89 店の店舗プロフィールと銘仙によるおもてなしの概要をパネル形式で詳しく紹介し、店舗回遊・訪問に役立てた。

今後の展開

足利銘仙の新たな価値創造を模索

イベント参加者からの意見では、銘仙柄を使用した広報物などの評価が高く、足利銘仙の柄を活用した商品開発への期待につながった。しかし、アーカイブの掘り起こしだけではイベントの活性化に限界もあるため、今後は、新たな足利銘仙をつくるための人材育成や銘仙の世界観を現代的なアイテムに変換する作業なども必要。銘仙という地域資源を最大限に生かしつつ、未来の社会に向け魅力的な訴求を推し進めていく。

活用した地域資源

足利銘仙

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足利商工会議所

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