地場産農作物の副産物を研究し、特産品として生まれ変わらせ流通にのせることを目標とする。将来的には商標登録など、ブランド化も推進していく。
取り組み内容
川口市では、江戸時代から継承され主幹産業のひとつである安行ブランドの植木が有名だが、ニーズの多様化などを受け伸び悩んでいる。そこで本事業では、全国流通に乗せられる新たな特産品の開発を目指し、地場産農産品やその生産過程で得られる副産物を調査。素材として注目したのは、高級料亭で重宝され京浜市場で90%以上のシェアを誇る「ぼうふう」と、開花時期が早く濃い桜色が特徴の「安行桜(塩漬け)」。成分調査などの結果、「ぼうふう」と「安行桜」には老化防止などに役立つとされるポリフェノールが含まれることから、ブランドコンセプトを「健康」として、40歳以上の中高年をターゲットにした販売戦略も検討することにした。
今後の展開
地元の食習慣をキーワードに
今回の調査で、昭和前期の農家では午前10 時頃に「ヨツオチャ」、午後3 時頃「コジハン」と呼ばれる軽食が取られていたことが判明。食事の合間に健康的に食べられるおやつを特産品のテーマとして、開発を検討していく。
活用した地域資源
市内における農産物の生産・分布・流通状況、農産物の成分効能など
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川口商工会議所
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