このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
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江戸時代には、中山道の宿場町として栄えた深谷。景観、歴史文化や、地域が輩出した偉人達を堪能できる「まち歩き」観光をプッシュし、深谷の魅力再発見につなげる。

取り組み内容

 平成18年1月に、深谷市、岡部町、川本町、花園町が合併し誕生した新・深谷市は、「近代日本経済の父」、「日本資本主義の父」といわれる明治の大実業家・渋沢栄一を輩出したことで知られ、「中山道深谷宿」や、レンガ造の産業遺産、映画やドラマのロケ地となる趣ある名所などが点在する地域。
 本事業ではこれら市内の名所を地域資源として活用。着地型観光ツアーとして、中山道を中心とする「深谷市内まち歩きツアー」体験プログラムを立案した。まちづくりなどにかかわる「深谷シネマ」など、深谷独自の市民NPOなどの活動も観光資源として生かし、着地型観光を支える組織づくり機能の強化を図り、自律的な観光地づくり振興を目指した。
 取り組みとして実施した、モニターツアーの「まち歩きツアー」では、中山道深谷宿の景観・歴史文化や渋沢栄一などの郷土の偉人にちなんだ場所を訪ねるほか、『ゼロの焦点』など映画のロケ地として有名な旧七ツ梅酒造蔵、老舗酒造、レンガで建てられた倉庫・民家や産業遺産であるホフマン輪窯をめぐるなどの新たな着地型観光体験ツアーを開発し、高評価を得た。

トピックス

まち歩きツアーには123名が参加

平成22 年11 月26、27 日に実施したモニターツアー・まち歩きツアーには合計123名が参加。アンケート調査では、レンガ倉庫や歴史的建造物、映画『ゲゲゲの女房』のロケ地に注目が集まった。

今後の展開

まち歩きを楽しむための利便性向上を図る

滞在型観光を視野に入れ、周辺観光地との広域連携による観光プラン検討の必要性が、モニターツアーのアンケート調査結果から判明した。また、まちのハード面での課題に取り組むとともに、それぞれの観光振興に関連する関係者が行政と協議の場をもち、各組織が協力しながら、地域自らが観光振興に関する課題を継続的に発見・解決していく仕組み(PDCAサイクル)をつくることを今後の目標とした。

活用した地域資源

産業遺産(ホフマン輪窯)、旧七ツ梅酒造蔵(深谷シネマ)、中山道、深谷宿の景観・歴史文化、渋沢栄一などの郷土の偉人

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深谷商工会議所

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