市民活動で回収されたペットボトルのキャップを再生することで生まれるエコプラスチックを原材料にした工業製品ブランドを創出。自動車製品産業への一極化からの脱却も期待される。
取り組み内容
安城市は「環境首都」を目指しペットボトルのキャップを再利用するエコキャップ運動が盛んで、月に集まるキャップは600万個に上る。本事業では、このキャップに地域の工業生産技術を組み合わせることで生まれる可能性に着目。地域ブランド創出プロジェクト「アンジョウ・ハーツ」を立ち上げ、「ひとつの企業ではできない『夢物語』の実現」を目指し20企業の協力の下、商品アイデアの洗い出しや市場調査を行った。その結果、リサイクルプラスチックの課題であった発色性向上の実現可能性を確認し、キャップで絵を描く「キャップアートパネル」のアイデアも誕生。キャップはハイブリッドロケット燃料に活用できることも判明し、可能性が広がった。
今後の展開
ユメプラスチックで新市場を
美しい発色を可能にするリサイクル材「ユメプラスチック」には期待が高く、新たなコンセプトの商品を開発することで新しい市場の創出も可能と考えられる。今後はキャップ回収を目的とする組織も立ち上げていく。
活用した地域資源
ペットボトルキャップ再生材の可能性、その素材の宇宙事業への可能性、自然物由来の抗菌プラスチックの研究、戦略商品の開発と市場分析
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安城商工会議所
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