島の元気回復に取り組む島のかあちゃんたちを主役に、食の宝庫・鳥羽ならではの商品を開発。4漁港に海女小屋を盛り込んだ小さな島旅と合わせて、全国にPR!
取り組み内容
答志島を囲む伊勢湾には、木曽三川や宮川の山水が流れ込み、魚の餌となるプランクトンが大量に生息。このプランクトンを食べて育つ、御食国鳥羽・答志島の魚介類は美味で、栄養価が高い。そこで本事業は、自然の恵みを受けた魚介類や伝承料理を活用した特産品開発や、島の魅力を伝える観光プランを構築することで、地域活性化を図り、観光振興につなげることを目的とした。「自分たちの手で島を元気にしよう」と活動する組織「おいら答志島応援鯛」を発足。同組織のメンバーが中心となり、天然鯛の昆布締め寿司「あなたにお届けし鯛」、炙りサワラの棒寿司「サワラの炙り旬」、島の郷土料理にならった「黒あなごラー油漬け」、この3種をひとつ盛りにしたセット「絆寿司」3種と、4品目の特産品を開発。また、観光では食と島の文化をテーマに、「古くから伝わる島の文化とふれあい、忘れられていた心の豊かさを取り戻す旅」、「一生に一度は食べてみたい聖地の海鮮に出会う旅」のふたつのプランを構築した。
それらを展示会やインターネットを通じ、全国に発信するなど情報発信にも努めた。
「feel Topics NIPPON 春 2011」で好評
「feel NIPPON 春 2011」に寿司3 種、計4 品を出展し、アンケート調査で、どの開発品に対しても回答者の80%以上が「美味しい」と回答した。また、併せて構築したふたつの観光プランも紹介した。
未活用資源から特産品のラインアップを強化
事業展開の最初に、地域活性の専門家から他地域の成功事例を聞くためのセミナーを実施したことで、特産品開発、観光誘致に対する地域住民の意識は高まりを見せた。その意識改革の結果を継続させながら、より幅広い情報発信を行っていく。また、いまだ答志島周辺に眠っているであろう未活用の地域資源を再発見し、本事業の成果品に加えられる特産品、そして観光プランのラインアップを強化していく。
活用した地域資源
伊勢湾の答志島の女将、サワラ、鯛、黒あなご
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鳥羽商工会議所
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