岡山県産のフルーツを「おかやま果実」ブランドとして新商品を開発。旬の果物の魅力を引き出し、イメージアップを図る。
取り組み内容
岡山県は白桃・マスカットの全国生産第1位を誇り、年間を通じ多様な種類の果物を収穫している。一方で、岡山自体の認知度は低く、「桃太郎」や「きび団子」が知られているに過ぎない。
そこで、岡山県産の上質で新鮮な果物を使った特産品を全国に浸透させることを狙い、今年度に開発された果物加工新製品のこだわりの逸品を「おかやま果実」ブランドとして認定するプロジェクトに取り組んだ。
県内事業者などに岡山県産果物を活用した「こだわりの新製品」を募集。ブランド認定審査会を開催し、「素材」、「こだわり度」、「味」、「新規性」などの本事業で制定した複数の審査基準を満たす、14企業14製品を認定した。
認定製品には、おかやま果実ブランドマークが表示され、パンフレットやホームページ、情報誌、新聞、テレビなどを通じて情報を発信した。
また、平成23年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2011」にも出展し、バイヤーなどに広くPRするとともに、製品改良につながる意見の収集に努めた。
ブランド認定審査会には22社30品が応募
ブランド認定の公募には、岡山県内の専門店や企業など22社から30品の応募があった。使用される果物の種類も豊富で、中にはピオーネ鍋などユニークなアイデアもあり、こだわり抜いた逸品が集結した。
ブランドの認知度向上が当面の課題
平成22 年9 月の「feel NIPPON 秋 2010」では、4 日間で8 件の商談が成立した。また現在、岡山空港売店にて特設コーナー「こだわりの逸品『おかやま果実』」が設けられている。課題はブランドの認知度の向上。ホームページの公開が12月末だったということもあり、全国への発信についてはこれからである。また、果物には旬があるため販売時期が限られるものもあり、年間を通じた安定供給の方策を検討していく。
活用した地域資源
岡山県産果物
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岡山商工会議所
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