ホルモンうどんブームを気に、盛り上がりを見せる津山観光。地域資源をもう一度見直してブラッシュアップさせることで、新しい観光ルートを提案し、観光客100万人超えを目指す。
取り組み内容
津山市は美作国の国府所在地であり、美作三湯(奥津温泉、湯郷温泉、湯原温泉)や津山城(鶴山公園)といった観光資源がある。さらに、近年脚光を浴びている鉄道遺産や、B級ご当地グルメとして有名になった津山ホルモンうどんに代表される牛肉文化も存在する。それらの観光資源をルートとして構築し、「観光都市・津山」の確立と滞在時間延長を図る滞在型観光振興策に取り組んだ。
まず、地元の有志20名ほどが商工会議所と連携し、おもてなしのプロ集団として任意団体「じゃっちゃ」を結成。専門家を招いた講演会や勉強会を開催し、地域内での意識向上を図り、宿泊観光モデルコースの企画・開発を行うなどの観光振興策を実施した。
また、旅行社やマスコミを対象としたモニターツアーを実施。専門的な意見から、定期的な情報収集の機会を創出する必要性を見いだした。
加えて本事業の活動を補うものとして、企画した観光プランを紹介するパンフレットや、観光PRマスコットキャラクターの作製などの広報活動も展開するなど、津山観光についての情報発信を行った。
PRマスコットキャラクター「つや丸くん」
観光PRマスコットキャラクターの開発として「作州犬(さくしゅういぬ) つや丸くん」が誕生。津山観光振興事業において、さまざまな展開を今後も予定し、キャラクターから生まれる経済波及効果も地域から期待されている。
観光都市・津山を目指し認知度を高める
専門家を招いて、講演会を行い地域内事業者の意識改革が見られた。今後も定期的に機会を創出し、国内観光の状況や発展に関する情報収集を行いながら、国内観光の動向を探っていく。また、本事業をきっかけに結ばれた観光資源のつながりをさらに強め、観光客のみならず、津山圏域住民を含めた、一般へ津山市を「観光の街」として広く認識させることを目指し、中長期的な情報発信に取り組んでいく予定。
活用した地域資源
奥津温泉などの美作三湯、津山ホルモンうどん、作州牛の牛食肉文化、鉄道遺産
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津山商工会議所
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