このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

「地場産業」を核に、「府中焼き」「恋しき」「石州街道出口通り」等の多様な地域資源を一体的に観光資源として活用することで、府中市を広く全国にPRする。ひいては多くの観光客を誘致する体制をつくる。

取り組み内容

 府中市は、木工、繊維、機械、化学製品、味噌など多くの地場産業があるものづくりの町であり、それ自体が地域資源となっている。また、ミンチ肉を使用した地域独特のお好み焼き「府中焼き」がB級ご当地グルメとして注目されている。本事業ではこれらに加え、明治5年創業の旅館を再利用した複合施設「恋しき」、「石州街道出口通り」などの観光資源も活用したイベントを開催することで府中の魅力を広く全国に訴求した。
 6コースで実施された「産業観光&体験ツアー」では、地場産業企業の工場見学や、親子でものづくり体験を楽しんでもらった。また、市内のお好み焼き店を借りての「府中焼き体験教室」も開催し、好評を博した。
 そして、プロジェクトの中核である「府中玉手箱市」を10月2、3日に開催。商店街で地場産品を販売するアウトレット祭りを開くとともに、市内各所でメーカーによるアウトレット市を開催した。また、近畿・中国地方のグルメ団体も参加した「府中焼きフェスタ」や、昭和の車を展示する「ヒストリックカーフェスティバル」といったイベントも併催し、広く観光客に情報発信を行った。
 さらに、恋しきや石州街道出口通りなどの観光資源を体感してもらう、「府中まち再発見ウォーキング」も実施。中核であるイベント、府中玉手箱市の前後に趣の異なるイベントを配置することで、期間を集中した事業を展開した。

トピックス

府中焼きがもたらす相乗効果

B級グルメとして認知度が高い府中焼きを効果的にイベントに取り入れることで、府中焼きに興味のある人がほかの地域資源に触れるきっかけとなり、出店者からも「相乗効果があった」との声が聞かれた。

今後の展開

イベントを市内全域で展開

地域資源を凝縮して展開した本事業では、各イベントの参加者から高い満足度を得ることができた。引き続き市内の関係事業者が一体となって取り組むことで、ものづくりの町・府中の魅力を全国に発信していく。課題としては、来場者数がさらに増えると、現体制では受け入れが難しい点が挙げられた。レイアウトを工夫するとともに、市街地エリアを中心としたイベントを今後は市内全域で展開することを目指していく。

活用した地域資源

地場産業、府中焼き、恋しき、石州街道出口通り

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府中商工会議所

〒726-0003広島県府中市元町445-1