岡山県産のフルーツを「おかやま果実」ブランドとして新商品を開発。旬の果物の魅力を引き出し、イメージアップを図る。
取り組み内容
竹原市小吹地区のタケノコは、土からつくり手入れを十分にした畑で栽培され、その味から最高級品と評価を受けている。この地場産のタケノコを地域ブランド品として確立することで、大都市圏での認知度の拡大と観光客の誘致、地域振興につなげることを本事業の目的とし特産品開発に取り組んだ。
まず、会員事業所からタケノコを使った加工品や料理のアイデアを募集。50 点を超える応募に参画事業者より提案のあったメニューを加え、3度にわたり試食会を実施。平成23 年2 月の「feel NIPPON 春 2011」へ出品する商品の選出と改良を重ね、新商品6点を出展した。中でも、「たけのこピクルス」は女性をターゲットにしてヘルシーさを前面に出すとともに、容器のデザインやロゴ、ラベルの大きさ、貼る位置など細部にまで配慮して開発したことで、同開場で開催されたコンテストで大賞を受賞した。
また、ロゴの開発やリーフレットの作製、ホームページの活用で、竹原産タケノコを使用した新たな加工商品と料理メニュー開発における積極的な情報発信も実施。地域活性化につなげる仕組みを創出することができた。
試作品がコンテストで大賞を受賞
共同展示商談会「feel NIPPON 春 2011」で「たけのこピクルス Wine & White」が、グルメ&ダイニングスタイルショー新製品コンテスト・フード部門で大賞を受賞し、高評価を得た。
試作品の商品化とタケノコの通年利用を検討
「feel NIPPON 春 2011」に出展した商品は、会場で実施したアンケートの結果をもとにブラッシュアップを行い、平成23年夏頃を目標に製品化を目指す。また、同展示会では100件を超えるサンプル希望やパンフレットの送付希望があり、引き合いも多く国内産のタケノコに対する需要の高さを事業者が感じることができた。タケノコを通年で利用できるようにすることを課題とし、水煮の製造形態を関係機関を交えて協議していく。
活用した地域資源
手間をかけ丁寧に栽培された小吹のたけのこ
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竹原商工会議所
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