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平成23年に開業予定の九州新幹線。「筑後船小屋」駅を中心に、筑後市やその周辺で取り組んでいる観光開発事業を結びつけ、滞在型、循環型の観光モデルを構築する。

取り組み内容

 平成23年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴い、筑後では「筑後船小屋駅」が誕生。これを筑後地域の経済振興と誘客の機会と捉え、筑後地域の中心に位置する「筑後船小屋駅」を拠点に5市2町(筑後市・八女市・柳川市・大川市・みやま市・大木町・広川町)が連携する「広域循環型観光ルート」の確立を目指した。
 この5市2町は、九州の内海・有明海に注ぐ筑後川と矢部川の肥沃な土地に恵まれ、海や山の幸が豊富に揃うほか、歴史ある文化や産業遺産が多く残るエリア。本事業では、このエリアをそれぞれ特色づけ、「筑後七国」と総称。事業者同士の連携を深めるコンセプトづくりを実施した。
 また、「筑後七国」をキーワードに筑後観光訴求キャンペーンを展開。広域観光マップなどの作製、旅行会社・JRなどとタイアップしたモデルツアー、モニターツアー、ホームページの開設を行った。モニターツアーでは、柳川の川下り体験、久留米絣織りや組子体験などの手仕事体験が好評を得た。これらの事業展開により、筑後七国の観光地としての魅力と注目度を高め、誘客を図った。

トピックス

二次交通機関の活用の意見交換会を開催

筑後七国という広域観光キャンペーンとなったため、「筑後船小屋駅」から各エリアをつなぐ二次交通機関の活用を検討するべく意見交換会を開催。毎回、具体的な協議内容とモデルツアーの下見などを行った。

今後の展開

筑後七国のさらなる認知度と誘客を高める

関西向けのモニターツアーでは、筑後七国に対する予備知識のない参加者が、2泊3日で筑後七国の地域性を理解するのは難しいという課題が出た。ボランティアガイドなどによる案内方法を改善する必要がある。また、観光客の分散を防ぐためにも、今後も5市2町で連携した地域認知キャンペーンを積極的に展開し、筑後七国の観光地としての認知度と魅力をさらに高め、観光客の獲得を目指す。

活用した地域資源

筑後船小屋駅、八女など5市2町の特産品、観光資源

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筑後商工会議所

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