このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

1300年の歴史を誇る玉名温泉。地元に豊富に自生する薬草も活用して、温泉と薬草の効能を軸とした健康的で魅力的な観光地として玉名をブランド化。九州新幹線開通との相乗効果で誘客を図る。

取り組み内容

 玉名市の温泉は、古くからその泉質のよさで知られている。また玉名には薬草が多く、小岱山の薬草園など名所もある。本事業は、このふたつの地域資源を「健康」というキーワードで組み合わせることで、「健康温泉地・玉名」のイメージの創出・浸透・定着を図ることを狙い、オリジナル薬草加工品の開発、薬草料理の開発推進、薬草体験観光プログラムの開発、及び情報発信用広報ツールの整備をそれぞれ計画した。
 薬草加工品としては、カッコンエキスと馬油を配合したシャンプーやコンディショナー、どくだみエキスと馬油を配合したボディソープといった3種のアメニティを試作。薬草料理では「オオバコと菊の葛切」や「タンポポカツ」、「ナズナクロワッサン」など、薬草を使ったおもてなし料理43品を試作開発した。観光プログラムではモニターツアーを実施し、参加者のニーズや薬草に対する興味・関心の高さを把握した。また、ブランドイメージ構築のためのロゴマークを策定、「薬草カード」や「薬草パネル」の製作、ホームページ「薬草WEB」開設など、玉名が温泉と薬草の街であることの周知に努めた。

トピックス

洗練された薬草料理の試食会は大成功

玉名温泉の各旅館の料理長や地元市民団体の試作した薬草料理は、見た目も味も洗練され、クスリ的なイメージを抱いていた試食会の参加者からは「いい意味で印象と違った」など、好意的な意見が多く寄せられた。

今後の展開

効果的なプロモーション活動が急務

43種類の試作薬草料理については、身近な薬草が美味しく、しかも身体にもよいと好評だったことを受け、メニューを厳選し今後、各温泉旅館で宿泊客に提供していく予定。アメニティ試作の3種については、各旅館での試用を経て商品化の可能性を探る。今後は、九州新幹線全線開業とそれに伴う新玉名駅の開業があるため、本事業をベースに新幹線利用者を玉名に誘引するための効果的なプロモーション活動を進める。

活用した地域資源

地域で自生または入手が容易な薬草類、玉名温泉

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玉名商工会議所

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