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鹿児島市と姉妹都市関係にあるナポリ市。鹿児島の食材を使った新しいイタリアンメニューを全国に展開していく。地域住民はもちろん観光客にも新たな魅力として目に映る。

取り組み内容

 鹿児島市は風景や温暖な気候などナポリ市との共通点が多いことから、古くから「東洋のナポリ」と呼ばれており、平成22年は姉妹都市盟約締結50周年を記念する年となった。また、鹿児島の地産食材には、イタリア料理でよく使われているタコなどの魚介類や肉類などが多く存在していることも、両都市の関係を結び付けている。
 こうした背景を生かし、本事業では鹿児島県食材を使ったオリジナルイタリアンメニューの開発に取り組んだ。これは、九州新幹線の全線開業を見据え、関西以西を中心とした全国へ新たな鹿児島の魅力を訴求することにより、交流人口の拡大を図る目的もあった。
 イタリアンメニューの開発にあたって、市内を中心とするイタリア料理店18店舗が参加。イタリア料理研究家のアドバイスや、試食会での評価を取り入れながら試行を重ね、黒豚やきびなご、焼酎など地場産の食材を使用したパスタ4品、ピッツァ4品、ドルチェ2品の新メニューを開発。平成23年2月の共同展示商談会「feel NIPPON 春 2011」出展を機に、「鹿児島イタリアン」を全国に向けて情報発信を行った。

トピックス

再食意向を調査しメニューの魅力を確認

平成22年12月に開催した試食会では、参加者からアンケート調査を行い、各メニューの長所や課題を集約。特に、「再び食べたくなるか」という点を調査することで、商品としての可能性を認識した。

今後の展開

鹿児島イタリアンを定着させる

新メニュー開発の過程で各参加店の間に交流や連携が生まれたことは、今後、鹿児島イタリアンを継続していく上で大きな強みとなった。本事業が目指す将来像は、県内外に鹿児島イタリアンの魅力を広め、定着させることにある。そのためには、メニューの改良や新商品の開発、幅広い情報発信などを行っていく必要がある。店舗での提供だけでなく、イタリアン弁当の開発や九州新幹線と関連した展開なども検討している。

活用した地域資源

阿久根産きびなご、西薩産ちりめん、黒糖、枕崎産かつおの腹皮、黒豚、長島産地ダコ、焼酎など

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鹿児島商工会議所

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