水産・畜産・農産物すべてを出水ブランドに

　自然に恵まれた出水市では、農・畜・水のそれぞれに特産品がある。本事業では、これらの地域の食材を使った新たな特産品を農商工連携で開発し、「出水ブランド」として打ち出していくために、まずは地域住民を中心に出水市の特産品などについて調査を行った。その結果、みかん、鶏などの認知度は高かったが、ご当地グルメは約7割が「存在しない」と答えており、新たな特産品の必要性を認識。今後の特産品の開発に向け、抗生物や合成抗菌を使わず育てた特別飼育鶏「南国元気鶏」、臭みが少ない銘柄鶏「赤鶏さつま」やかごしまブランド認定の「紅甘夏」の3種を活用する地域資源の中心と決め、ハンバーガーやスイーツなどの新メニュー案を検討した。

地域ブランドの発信には、ロゴマークやパッケージ、ブランドネームなどが不可欠だと考え、出水の自然や観光資源をイメージしやすいものを開発予定。出水ブランドとして特産品を開発し、全国へ発信していく。