網走ならではの四季折々の旬の素材(食材、体験、景観、産業、催事など)に歴史、文化を加えた、地域資源(地域力)を活用した新観光メニューを策定するための調査研究を行い、今後の観光産業の活性化と活力ある地域づくりに向けて次年度以降の新メニュー開発を目指す。
「網走旬ツーリズム調査研究委員会」を設立
「旬ツーリズム」による地域の活性化
魚介類や農作物が豊富な港町・網走市。近年、人口の減少や経済の縮小など地域を取り巻く厳しい環境の下、あらゆる産業に波及する観光(何かの魅力を求めて人が動くことを観光と定義)を網走流に創造し、交流人口の拡大を図ることで網走経済の活性化へ繋げる「ニューツーリズムの確立」を目標とした。
今回、体験、食、景観、文化、歴史、産業などの視点から網走らしい旬の素材を「ゆっくり・のんびり」体感してもらい、再び訪れたくなるような「ワクワク感」を醸し出せる網走体感メニューを『旬ツーリズム』と定義。『網走旬ツーリズム調査研究委員会』を設立し、取り組みの可能性について調査研究を行った。
(1)専門家を招聘し勉強会を実施
(2)先進地視察
(3)網走観光に対して市内外にアンケート調査
(4)モデル観光メニューの作成
「今、ここだけの」網走観光を発信
数多くある網走の観光素材をどのように組み合わせるかが、委員会協議の大半を占めており、素材を組み合わせたコースメニュー(①触れる②触れる・観感③観感・撮る④学ぶ・知る⑤挑戦(習慣)⑥スポーツ・健康⑦産業)を仮定し、それに基づいたアンケートなどを実施して、調査結果として報告した。
観光ニーズ調査では、網走というと刑務所や自然景観といったものが多いが、その他にも様々なメニューがあることが分かり、それらが季節、時間によって見え方が変わって、「今だけ」「ここだけ」の網走観光を発信していく必要性を感じている。
調査研究をもとにさらなる進展を目指す
平成23年度の網走旬ツーリズム調査研究委員会の調査事業を実施して、『旬』ツーリズムの取り組みの可能性について調査研究を行った。平成24年度には、この調査研究から得られた観光メニューのモニター調査、メニュー強化、情報発信、受け皿となる組織の確立、広報手段の確立などを行っていく予定である。
活用した地域資源
ふれる、学ぶ、観感、食、産業、スポーツ健康など網走体感メニュー
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網走商工会議所
〒093-0013北海道網走市南3条西3丁目網走産業会館
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