全国的に認知され、継続的に販売が見込まれる北上市を代表する物産品を開発し、平成28年に開催される岩手国体に参加・観戦するため来県する方々から、土産品の第一選択肢として選ばれる商品に成長させることを目指す。
リーフレットで「二子さといも」をPR
国体開催までに土産商品の開発を目指す
平成28年開催の岩手国体の主会場に北上市が内定したことに伴い、北上ブランドとして全国に通用する物産品開発が期待されている。これまでお土産品開発については、菓子製造業者を中心に様々な取り組みが行われてきたが、市民の大半が声を大にして「これだ」といえる商品は開発できていない。
そこで、胸を張って勧められる土産品を開発するため、「二子さといも」を活用した物産品開発に着手。全国的に認知され、継続的に販売が見込まれる物産品を開発し、岩手国体に参加・観戦するため来県する方々から第一選択肢として選ばれる商品に成長させることで、“さといものまち北上”を目指すこととした。当所が本事業に取り組み、新商品開発の旗振り役として活動することを平成22年11月に開催した会員大会において「北上ブランド宣言」をしており、23年度において試作品製作を行い、24年度以降は、商品としての完成度を高め、販路開拓及び販路拡大を進めていくこととしている。
モニタリング調査で試作品の絞り込み
今年度は、昨年度に行った調査研究事業の結果をもとに試作品製作をメインに取り組み、在京北上出身者で構成される「北上ふるさと会」総会において、試作品5種類を持ち込んで第1回目となるモニタリング調査を行った。
その結果、「二子さといも」を使用した試作品は、参加者より高い評価を受け、その後2回の試作品試食・求評会、会員大会においてモニタリング調査を行い、最終的に6種類作った試作品を、特に高評価であった3種類(里いもショコラ、里いもタルト、里いもまんじゅう)へと絞り込んだ。
地域特性を活用した商品ストーリーづくりを推進
今後は商品の完成度を高め、販路開拓及び拡大を進める。北上の持つ「詩歌のまち」「桜」など、独特な地域特性、歴史や文化を踏まえた商品ストーリーづくりを進め、特産品を通じた地域イメージを発信、創造することが重要である。
販路開拓・拡大に向けては、原材料の確保・供給体制及び加工、製造、販売体制の構築を図るため、市内の既存の事業所での対応や各事業所における経営革新、起業化促進についても、取り組みを検討する必要がある。
活用した地域資源
東北一の生産量を誇る「二子さといも」の頭芋(未利用資源)。
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北上商工会議所
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