サッカーJ1「モンテディオ山形」の本拠地で、サッカー観戦を主とした「スポーツ・ツーリズム」の推進と受入体制の整備を図り、地域内の観光・物産・文化・交流資源を活かした"おもてなし"を通して県外観戦客達との交流拡大につなげ、地域の活性化を図る。
WEBサイト「どりぶる山形」で観戦ツアーを楽しむ
サッカー観戦をきっかけに地域をアピール
天童市にはJリーグに所属するプロサッカーチーム「モンテディオ山形」の本拠地がある。モンテディオ山形が主催するホームゲームには年間20万人以上、1試合平均およそ1万2千人の観戦客が訪れており、今や天童商工会議所管内でも有数のイベントとなっている。
そこで、モンテディオ山形のホームゲームをコアイベントと位置づけ、観戦をきっかけに山形県や同市ならではの観光・物産・文化・交流資源など、たくさんの地域資源に触れてもらい、より充実した観戦ツアーを提供することとした。
事業1年目であった平成22年度には、地域資源を集約するための専用WEBサイト「どりぶる山形」を制作し、50以上の地域資源を登録し、2年目となる今年度からは同サイトを利用したスタンプラリーをホームゲームに併せて実施することで、多くの観戦客に地域資源を体験してもらえるように工夫した。
WEBサイトを充実させて有効活用
WEBサイトやスタンプラリーでは、できる限り地元サポーターも対戦相手サポーターも楽しめる内容にするよう心がけた。
WEBサイトの内容は、地元の人でも新しい発見があるように工夫を凝らした。例えば、地元で有名なそば屋ではそば打ち体験をメニューに加えた他、老舗銘菓店では、サッカーについて語らいながらお茶菓子を振る舞うなど、市内外全ての人が楽しめる内容とした。
この結果、スタンプラリー参加者は総勢479名、1,907店(重複店を除いた平均で1.4店)を周遊した。また、1人当たり5,848円の支出をし、昨年に比べて328円増えた。
事務局のブログには、サポーターからの応援や励まし、地域資源の紹介などの書き込みをしてくれる場面もあり、多くの反響があった。
チラシやパンフレットも工夫してPR
観戦ついでの周遊を定着させるため、引き続きホームゲームをコアイベントと位置づけたスタンプラリーを実施する予定である。この際、登録してある地域資源の数をさらに増やし、できるだけたくさんの観戦客が周遊してみたくなるツアー作りに務めたい。
また、告知活動についても、WEBサイトだけに頼らず、チラシやパンフレットなども利用しながら、より多くの観戦客にPRできるように工夫していきたい。
活用した地域資源
モンテディオ山形(コア資源)、天童温泉、蔵王温泉、将棋資料館、広重美術館、天童市美術館、観光果樹園、舞鶴山、将棋駒、芋煮、ひっぱりうどん、将棋もろこし、そば、ラーメン
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天童商工会議所
〒994-0013山形県天童市老野森1-3-28
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