2011 年度
本体事業1年目
日本初!世界認定 糸魚川ジオパーク着地型観光開発プロジェクト
おぢやまつり、片貝まつり(世界一正四尺玉)、若栃まつり、小千谷縮(ユネスコ世界無形遺産)、錦鯉、牛の角突き(国重要無形民俗文化財)、農業収穫体験、真人温泉、へぎそば、古民家
日本で初めて世界ジオパークに認定された「糸魚川ジオパーク」。その魅力を、観光関係事業所・地域住民と連携し、交流人口拡大に向けた新しいモデルの滞在型着地観光商品開発を行い、観光ニーズの掘り起こしからブランド化を目指す。
写真を撮りながらジオパークを巡る「撮るたび」
糸魚川ジオパークの個性を活かしたブランド
糸魚川市は、特徴的な地質、地形を有し、平成21年8月に糸魚川ジオパークの世界認定後、地域における観光誘客ムードは高まり、ホスピタリティの向上も促進され、関係事業者や団体による活発な事業推進・展開が生まれた。
しかしながら、誘客に向けた活動は単発的なものであり、連携も取れていない。また、世界認定での話題性も一時的なもので、核施設である博物館の来客数は増加しているものの、「日本初」「世界」「ジオパーク」など糸魚川ジオパークの個性を活かしたブランド力を高め、具体的な観光客の取り込みが求められていた。
そこで、観光資源とジオパークを有機的に結びつけ、「糸魚川ジオパーク」への訪れの「きっかけ」「導入」を創り出す新たな魅力づくりを促進するため、地域の資源を活かした新たな着地型旅行商品の開発を行い、普及に向けた事業展開を行うことで、地域経済の活性化を目指した。
「ジオパーク」をわかりやすく楽しいものへ
「写真を撮りながらジオパークを巡る」という、目的を明確にした旅行商品を企画し、糸魚川ジオパークの魅力を発信することに着手した。新たな視点での商品づくりとターゲットの絞り込みを行い、市の自然・食・歴史文化などの魅力を「紅葉の赤」「ヒスイの青」とテーマ別にしたモニターツアーを実施し、調査を行った。
見せたい、伝えたいものを「ジオサイト」というエリアを軸として企画されたこれまでのツアーではなく、「撮る」というジオツーリズムを観光者の楽しみたいこと・目的で巡る・旅するといった新しいツアーの提案は、分かりづらいジオパークを分かりやすく伝える新たな楽しみ方として、顧客拡大に向けた商品造成の大きなヒントとなった。
ジオパークの認知度向上と販路開拓を目指す
今回は調査~商品造成~モニターツアーといったことから、商品造成への課題を明確にできた。
今後は課題の改善とともに、更に顧客ニーズを把握し、ジオツーリズムを魅力ある楽しみ方に広げた着地型旅行商品の造成を行い、ジオパークの認知度アップと販路開拓に向け、交流人口拡大と経済効果の見える糸魚川ジオパークを核とした地域振興を目指す。
活用した地域資源
糸魚川ジオパーク(個性ある景観・風俗・風習・食文化・歴史遺産など)
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糸魚川商工会議所
〒941-8601新潟県糸魚川市寺町2-8-16
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